10.1 C
Tokyo
9.4 C
Osaka
2025 / 12 / 09 火曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリーム明治 中国5か所目の工場稼働 牛乳・ヨーグルト供給拡大へ

明治 中国5か所目の工場稼働 牛乳・ヨーグルト供給拡大へ

明治はこのほど、中国における5か所目の生産拠点として、明治乳業(天津)有限公司の稼働を開始した。牛乳・ヨーグルトなどチルド商品の生産体制を約2倍に強化し、市場のニーズに合わせた新たな商品も生産予定。中国国内での供給体制を強化する。

同社は中国で牛乳・ヨーグルト、アイスクリーム、菓子、栄養、業務用の各事業を展開。牛乳・ヨーグルトについては明治乳業(蘇州)有限公司の1拠点で生産し2013年から販売開始しているが、チルド商品は賞味期限が短いことから供給エリアが限られていた。今回の新工場稼働で中国北部エリアへの供給拡大が可能となる。

中国では常温で長期保存可能なロングライフ牛乳が主流だったが、近年おいしさに対する評価や安心・安全、健康ニーズの高まりからチルドの牛乳が拡大しており、ヨーグルトもさらなる市場拡大が予想される。

明治は、「今後も幅広い地域のお客様に、当社が培ってきた技術やノウハウを生かした安全でおいしい牛乳、ヨーグルト、お菓子やアイスクリームなどの食品をお届けする」としており、同工場のほか、中国で牛乳・ヨーグルト・菓子を製造する明治食品(広州)有限公司、菓子・アイスクリームを製造する明治制果食品工業(上海)有限公司も今年稼働予定となっている。「伸長する中国市場において、新市場の開拓と新たな付加価値商品の提供を加速させる」(同)などとしている。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。