ローソン「バスチー」の記録的大ヒットから3年半  年々変化するチーズケーキのトレンドの3つのポイントに着目して新商品開発

 ローソンは9月26日、「濃厚生チーズケーキ」(税込248円)を新発売した。

 同商品は、2019年3月に発売開始し発売3日で100万個の販売数を突破して記録的大ヒットとなった「バスチー‐バスク風チーズケーキ‐」の登場から3年半の間に年々変化するチーズケーキのトレンドに着目して開発された。

 着目したポイントは3つ。
 東條仁美商品本部ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザ―は「濃厚な味わいと、とろける食感、そして後味の良さということで苦みや酸味などを付与したものが人気になっている」と語る。

ローソンの東條仁美商品本部ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザ― - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
ローソンの東條仁美商品本部ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザ―

 この見立てのもと、目指したのは「濃厚でとろける食感のチーズケーキ」。

 小麦粉を使わずデンマーク産とオーストラリア産の2種類のクリームチーズを使うことで濃厚さを打ち出し、とろける食感については「絹ごし豆腐のようにすごく柔らかいデンマーク産のクリームチーズを使用し、低温でじっくりと湯煎焼きした。形状は丸型にして舌の上ですっと溶けるような口どけにした」と説明する。

 後味の良さは「通常のチーズケーキで使うレモンではなく、ライム・伊予柑・日向夏の3種の柑橘を使用し、すっきりとした甘さと酸味を付与して実現した」。