吉野家、常温レトルト牛丼を約5年かけて開発 特殊な下処理加えて味・食感・香り損なわないように工夫

 吉野家は7日、常温レトルト牛丼を約5年かけて開発し、この日に吉野家公式通販ショップで発売開始したことを明らかにした。

 商品名は「常温保存タイプ 牛丼の具」(120g)。顧客の要望を受けて開発されたとみられる。

 「冷凍庫の空きスペースがない方やクール便配達エリア外の方、冷凍牛丼の具が調理できないようなアウトドアシーンでのご要望が多かった」(吉野家ホールディングス)とコメントしている。

 同社によると、一般的にレトルト加工は高温で加圧した調理を行うため、原料の味・食感・香りなどが大きく変化するのに対し、「常温保存タイプ 牛丼の具」ではレトルト加工前に特殊な下処理を加えることで味・食感・香りを損なわないよう工夫を凝らしたという。
「長い歴史で培った牛肉に関する知識と最新の技術を活かし、肉の食感にこだわった牛丼の具となっている」と胸を張る。

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