トーホー、投資強化へ 業績回復進み積極策に転換 古賀社長が方針語る

トーホーの第2四半期は売上高が11.8%増の1千3億5千万円。主要販売先である外食の回復により増収。不採算取引の見直しやコストコントロールを進め、利益は3期ぶりの黒字となった。古賀裕之社長はこれまで抑えていた投資を再開する考えを示し、次の通り述べた。

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行動制限の影響がなかった第2四半期の売上が19.2%増と大きく伸び、コロナ禍前と比べても92%まで回復した。8月以降も感染者数が増えた中で規制が出なかったのは想定外で、業績に悪影響がなかった。これまで投資を抑えていたが、下期へ向けていろいろなことに取り組める状況ができた。

値上げについては一つ一つ丁寧に案内しながら、商品の入れ替えも提案している。スーパーではバローのPBを販売しており、その比率を高めてお客様の選択肢を増やす。

C&Cでは昨年から始めたECを軌道に乗せたい。グループとして利益が稼げず新規出店や改装が遅れていたので、下期の様子を見ながら来期はそこに投資していく。

トーホーストアは減収が続く中、期中だが社長の異動を決断した。橋本博文新社長は店舗とのコミュニケーションを第1に、現場の課題を見つけ取り組んでいる。厳しい状況は続くが、良い方向に向かっている。お客様の満足度を高めていきたい。

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