明治は8日、カカオを通じたサステナブルな取り組みを推進するに当たり、Z世代約30人を招き、カカオのチョコレートだけではない新しい価値や可能性を持続的に広げていくアイデアを考える「カカオ、ひらく。LAB」を実施した。
同イベントでは、「カカオの新しい“栄養や食べ方”の価値や可能性を持続的に広げていくには」をテーマに、カカオの健康素材や新しい食べ方をどうしたら多くの人に知ってもらえるかを、グループディスカッションした。ファシリテーターに博報堂SDGsプロジェクトEARTH MALLプロデューサー小田部巧氏を招き、カカオの可能性についてアイデアを議論した。
参加者からは「遠い生産者の想いと消費者の声をつなぐ、SNSを活用した“こうかん日記”」や「カカオの栄養成分を赤ちゃんからお年寄りまで使える石けんで届ける“カカオ石けん”」などのユニークなアイデアが発表された。同取り組みは「カカオの実」を新たにフルーツとして捉え、「ひらけ、カカオ。」をテーマに、カカオの新しい栄養価値の創造に取り組むプロジェクトの一環として実施。
「ひらけ、カカオ。」の進捗は、カカオフラバノールエキス配合の飲料、カカオグラニュール製品の23年春の発売に向けた取り組みや、23年1月にフランスのリヨンで開催される食の見本市「SIHRA」への出展、「明治 ザ・チョコレート」のリニューアルによる26年までの支援目標を策定、非食品領域のカカオハスクを使用した花瓶の販売など、様々な角度から社会課題解決に向けて取り組んでいる。