「カスピ海乳酸菌」寿命延伸の仕組み解明 フジッコ

フジッコと大阪市立大学・西川禎一名誉教授らのグループはこのほど、カスピ海乳酸菌による線虫の寿命延伸に関する研究を発表。同乳酸菌が「寿命だけでなく健康寿命を延ばす可能性が期待できる」とした。これまで線虫の寿命延伸と体力、知覚神経機能の老化抑制を確かめており、今回は特に寿命が延長するメカニズムについて精査。その結果、カスピ海乳酸菌により酸化ストレスから体を守る生体防御能が向上することや、老化指標と考えられる最終糖化産物の蓄積が抑えられる可能性が示された。

線虫の自発運動性(体力)は健康寿命を、化学走性(知覚神経機能)は知覚能力を反映すると考えられる。研究内容は微生物学の専門誌「Microbiology Spectrum」に掲載された。

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