名古屋・錦に「デリカキッチン」 おにぎり専門店「にぎりたて」も同時オープン 中部フーズ

バローグループの中部フーズは6月23日、名古屋の繁華街・錦で惣菜専門店「デリカキッチン錦二丁目店」、おにぎり専門店「にぎりたて錦二丁目店」を同時オープンした。

バローグループでは20年、同エリアに都市型のドラッグストア「Vドラッグ錦二丁目店」を、今年6月3日には生鮮食品を専門に扱う「タチヤ錦二丁目店」をそれぞれ出店。肉、魚、野菜、果物などの生鮮を「タチヤ」、冷凍食品や加工食品を「Vドラッグ」、惣菜やベーカリーを「デリカキッチン」と分担することで、品揃えの足りなかった部分を補い合い、出店スペースが限られる都心部の立地でも集客力の強い店舗を作り出している。

錦周辺は、オフィスが集まるビジネスエリアであり、近年は高層マンションがいくつも建設され、単身者や共働き世帯なども増加している。

新店舗の「デリカキッチン錦二丁目店」は、都心部の立地ながら売り場面積はこれまでで最大。昼の時間帯はオフィスに通う人たちのランチ需要を取り込むため弁当や惣菜、サラダなど豊富に取りそろえる。一方、夕方には帰宅前の利用者に向けたおかずなどを多く品揃える。

ベーカリーでは、生地にホイップクリームを練り込んだほか、小麦粉や塩、砂糖などの素材も厳選した「黄金の麦食パン 輝」、とろけるような生食感で話題になっている「生ドーナツ」などが並んでいる。

纐纈直孝社長は「オフィスが多いエリアで周辺の飲食店では行列ができることもあり、昼食難民の解消を進めていきたい。これからも『こんなお店があったらいいな。をかたちに』という理念のもとに店舗周辺のニーズに合わせた店舗を展開していく」と話している。

また、デリカキッチンの向かいにある「Vドラッグ錦二丁目店」では、今回の開店に合わせて23~26日まで「デリカキッチンオープンイベント」を実施。栄養士による健康測定会や、デリカキッチンとVドラッグのレシートの提示で化粧品のサンプルセットをプレゼントする企画などを行った。

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