塩と暮らしを結ぶ運動 熱中症対策やSDGsで塩の存在感を社会に発信

7月3日の「塩と暮らしの日」に向け、塩業界と関係業界でつくる「塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会」はこのほど、22年度の「塩と暮らしを結ぶ運動(くらしお)」活動計画を決めた。本年度は、年々社会問題化している熱中症対策の啓発活動やSDGsを絡めた取り組みの検討を盛り込み、社会ニーズやトレンドに沿った形で、塩が生活にとって欠かせない存在である点をアピールしていく。

官民共同で取り組む「熱中症予防声かけプロジェクト」への協賛は新たな取り組み。7月1日にオンラインで開催される出陣式内で、くらしおの活動紹介が行われる。7月に都内2か所で開催される啓発イベントには、うちわや塩飴など協賛企業のグッズ類を提供するなど、塩が暑さ対策に重要な役割を担っていることを発信する。

公式Twitterでは、7月3~31日に「くらしお熱中症予防キャンペーン2022」を繰り広げる。くらしお公式キャラクター「塩イルカ」のオリジナルQUOカード5千円分を抽選で30人にプレゼントする。本格的な夏を前に、既にTwitterでは熱中症予防に有効な指標となる暑さ指数WBGTの全国各地のデータも連日配信中だ。

公式サイトで公開している「くらしお古今東西」や「くらしお・de・ワールド」といったコンテンツも拡充し、塩の歴史や文化に対する理解を深めてもらう。SDGsに関しては「活動に考え方を取り入れること」として、具体的な取り組みの検討を進める。