「マシュマロになるグミ」も Z世代への発信強化、新規ユーザー獲得へ カンロ

「マシュマロになるグミ」も Z世代への発信強化、新規ユーザー獲得へ カンロ

カンロは21日、マロッシュ商品戦略説明&新WEBCM発表会を開催した。キャンディ市場は、飴が昨年より回復基調にあり、グミは昨年以降市場拡大を続けコロナ前を上回っている。さらなる市場拡大に向け、三須和泰代表取締役社長は「グミのコアユーザーであるY世代(27~41歳)、飴のコアユーザーであるX世代(42~57歳)に向けた商品開発はもちろんのこと、新規獲得のため次世代ターゲットであるZ世代(7~26歳)への発信が必須だ」と語った。

昨年発売されたZ世代に照準を合わせた商品「マロッシュ」は、「15秒でマシュマロになるグミ?」と体験したくなるようなコミュニケーションワードを中心にデジタルとリアルの両軸で情報を発信したところ、計画比200%と好調、今後20億円規模のブランドになると見込んでいる。

「マロッシュ ヨーグルトソーダ味」(カンロ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「マロッシュ ヨーグルトソーダ味」(カンロ)

今年はブランドパーパスを「WOW!で世界を満たす」と策定し、「マロッシュ」の唯一無二の“もぎゅふわ食感”で気持ちも前向きにできる体験価値を世界に広げていく考え。今年のコミュニケーションメッセージを「変化を味わおう!」とし、新WEBCMも21日から公開。昨年に引き続き俳優の柄本佑さんに加え、Z世代に人気のクリエイターくれいじーまぐねっとさんを起用。柄本さんが令和ギャル風の姿に変身し、くれいじーまぐねっとさんと「マロッシュダンス」を踊る。28日には、新フレーバーの「マロッシュヨーグルトソーダ味」も発売。

また、今後の展開について三須社長は「Z世代のニーズをとらえる商品を拡充し、国内市場を活性化させるとともに、Z世代向け商品をグローバルに展開していく」と語った。飴は中国を中心としたアジア圏へ、グミは欧米を中心にグローバル展開を予定している。