ハムの定番パッケージもプラ削減へ改良 エコ商品シフト加速する日本ハム

日本ハムは、定番品にもメスを入れ環境配慮型商品への転換を加速させている。すでにウインナーの定番包装「巾着型」の4月末の終売は発表されているが、3月1日発売の「エコなロースハム」は、これまでロースハムの定番形態で3連や4連の「ずらし連モノ」ではなく、新たな縦積み型で発売する。

現在のロースハム市場は、売場で目立つために3連、4連の「ずらし連モノ」包装形態が一般的で特売などでも認知度が高いが、新商品は4パックをずらさず縦積みとし、1パック当たりのフィルム厚みのダウンにも取組むなど、従来のずらし4連比で包装使用量を2割削減する。今後は販売動向を注視し、その結果によっては、既存のずらし連モノで人気商品「彩りキッチン」などもエコ型に切り替えていく可能性もある。

「エコなロースハム」のパッケージは、インクは一色のみとし、ペットボトルを再利用した包材も一部で使用している。連結テープは縦積みにするためのバンドルテープのみであることから、ラベル、ステッカーだけの重量削減率は8割を超える。また、段ボール梱包時の入数も増えることで、物流時含めた積載効率も約6割アップし、物流時のCO2削減にも貢献する。

従来のずらし連モノ商品は、消費者の声として「紙シールの粘着力が強くてはがしづらい」などの声が上がっており、これがバンドルテープへの変更で、はがしずらさも解消している。

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