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2025 / 07 / 12 土曜日

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)

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味の素株式会社 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井 孝明氏

過去10年のレビューを一言で表すのはとても難しいが、深刻なお客様の課題に対して他社にない解決策を提案し、競争優位にあるものが伸長したと理解している。世界NO.1の基礎・風味調味料、メニュー用調味料、スープやスティックコーヒーなどの簡単に充足感を与えるパーソナル(個)食が伸び、健康軸を捉えて、アジアン冷凍食品、機能性表示食品など特定のヘルスケア食品が成功し、

味の素AGF株式会社 代表取締役社長 品田英明氏

天候不順が我々の仕事に一番影響を及ぼした。コーヒー市場はお盆前まで冷夏でドライコーヒーは想像以上によかったが、ボリュームの大きいリキッドコーヒーが伸び悩んだ。一番困ったのが10月で、気温が各週平年よりも1度以上高くインスタントコーヒーとスティックが単月では前年を割ってしまった。

アサヒビール株式会社 代表取締役社長 塩澤 賢一氏

景気は緩やかに回復しているが消費増税後の消費動向変化の判断は難しい。多くの経済対策が実施され影響は大きくない。食品に軽減税率が適用されたことで、外食と家飲みの比率に変化があるかを注視しているが、現時点ではっきりとしたことは言えない。気候などの要因もあり少し長い目で見るべきだろう。

フジッコ株式会社 代表取締役社長 福井 正一氏

10月に大きな台風が東日本を襲い、令和に入ってからも変わらず自然災害が続いていると感じた。また、秋らしさを実感することなく冬に入るなど、四季が失われつつある。これだけ気候が変動し海も山も環境が変わると、自然の恵みである作物が今まで通り取れなくなる。われわれの重要な原料である昆布も過去最低となり、危機的な状態だと言える。

ハウス食品グループ本社株式会社 代表取締役社長 浦上 博史氏

19年度(4~3月)は第六次中期計画の2年目になる。六次中計では、3つの責任(お客様に対して、社員とその家族に対して、社会に対して)のそれぞれについて、テーマを掲げている。事業面の「お客様に対して」はこれまでも中計を重ねてきたが、「社員とその家族に対して」「社会に対して」は初めてだ。反省として、スタート時の準備不足が2年目に露呈した。

兵庫県手延素麵協同組合 理事長 井上 猛氏

就任当初から“そうめんの真価とは何か”と考え、慣習として続けてきたこと一つひとつに疑問を持つようになった。もともと手延べそうめんは農家の軒先で生産されてきた歴史があり、私が子供の頃は屋内外の区別なくそうめんを干していた。冬の寒い時期に風に揺れる様子は風物詩であったが、実際に衛生面を考えると加工食品に相応しくない。

伊藤忠食品株式会社 代表取締役社長 岡本 均氏

平成から令和へと新たな時代を迎えた祝賀ムードの中で、時代の節目にあることを再認識した年だった。人口減少や少子高齢化による国内市場の縮小とライフスタイルの変化、人手不足を背景とした物流問題、食品ロスの削減、さらにはECの拡大やデジタル化の進展、小売業の再編などを考えると、過去の延長線上ではなく、将来を見据えて卸も変わっていかなければならない。

伊藤ハム米久ホールディングス株式会社 代表取締役社長 宮下 功氏

19年の当業界は、原材料価格や物流コストが上昇する中、お客様の低価格志向は根強い状況であり、企業間の競争が激化する厳しい事業環境が続いた。また、昨年同様に数多くの自然災害に見舞われた年でもあり、その影響も少なからずあった年といえる。

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