台湾の希少果実「ミルクパイン」をPR

旬を迎えた台湾産ミルクパインの試食販売イベントが2日、イオンモール大日(大阪府守口市)で開かれた。台北駐大阪経済文化弁事処の洪英傑総領事(=下写真・右から3人目)らが訪れ、売場を視察。イオンリテール近畿カンパニー北大阪事業部の渡邉浩昌部長(同4人目)と懇談した。

パイナップルの産地として知られる台湾では、年間約42万tが収穫されるが、栽培が難しいミルクパインはわずか600~700tしか取れない希少品種。

代表的な黄色い実の金鑽パインと異なり、実はその名の通り白く、芯まで食べられる。糖度は金鑽パインの12~18に対し、14~24と高い。中華民國留日大阪中華總會の葉俊麟会長(同2人目)は「酸味も強いが、それが甘みを引き立てる」とアピールする。

イオンモール大日の試食イベントで
イオンモール大日の試食イベントで

台湾産のパイナップルは大半が中国へ輸出されていたが、中国が21年に輸入を停止。その際、購入を支援した日本への輸出が増えている。

洪総領事は「台湾には、大切な人に一番おいしいものを食べてほしいというおもてなしの精神がある。ミルクパインやマンゴーなど、優良なものをもっと多く紹介したい」と意欲を示した。

毎日、食するほどパイナップルが好きという渡邉部長は「家族連れのお客様も多く、ますます台湾産パイナップルのファンが増えると期待している」と述べた。