さとう 佐藤新社長の就任祝う 時代超え“誠実”を貫く

今年5月に就任した、さとう(京都府福知山市)の佐藤祥一社長の就任祝賀会が7月15日、帝国ホテル大阪で開かれ、取引先関係者ら457人(295社)が参集した。

発起人の日本アクセス・佐々木淳一会長があいさつに立ち「今後も多くの課題に直面すると予想されるが、新社長の人柄やリーダーシップがこうした課題を成長の機会と捉え、さらなる発展へ導かれると確信している」と述べた。

京都フィナンシャルグループ・土井伸宏社長、福知山商工会議所・塩見和之会頭の祝辞に続き、佐藤新社長が登壇。同社の歴史を「一貫してお客様に対し誠実に行動し、それを経営者が時代を超え引き継いできた」と振り返り、「バトンを引き継ぎ、誠実に堅実に経営する」と強調した。

最後に佐藤総二郎会長が「30年近く社長を務めいろいろなことがあったが、多くの方の支援に恵まれた。これからは新社長のサポート役に回る。新しい時代の新しい世代にスムーズに移行できるよう全力を尽くす」と力を込めた。

佐藤新社長は1985年2月生まれの40歳。関西学院大・商学部卒業後、みずほ銀行勤務を経て、2015年さとうに入社。18年取締役、22年常務取締役営業本部長に就任。引き続き、営業本部長を兼務する。

佐藤社長の話

当社は創業から360年にわたり、消費生活の基礎的な部分を担い続けてきた。多くの困難に見舞われながらも、お客様に誠実に行動することで、営業を継続することができた。

昭和32年には正札販売をスタートした。当時は店頭でお客様とやりとりし、同じ商品でも購入価格が異なる時代だったが、他社に先駆け商品の価値を示し誠実に商売することで信頼を得た。

前社長はEDLPをスタートした。お客様が特売やチラシの目玉を気にすることなく、都合の良い時に自由に買い物する仕組みを整え、さらなる発展に結びつけた。

一貫してお客様に対し誠実に行動し、それを経営者が時代を超え引き継いできた。私もバトンを引き継ぎ誠実に、堅実に経営する。