キーコーヒー イノダコーヒを連結子会社化 喫茶文化の継承でシナジー創出

キーコーヒーは6月30日、アント・ブリッジ5号A投資事業有限責任組合が保有するイノダコーヒ(京都府京都市)の全株式(出資比率94.2%)を取得し連結子会社化すると発表した。取得額は非開示。

イノダコーヒが80年以上にわたり喫茶文化の継承を続けていることから、キーコーヒーは今後の経営戦略を実現するための強力なパートナーになると判断した。

「喫茶文化の継承において、さらなるシナジー効果が見込めると考えている。京都で愛されているイノダコーヒブランドを大切にし、両社のリソースを持ちより、協業を発展させていく」(キーコーヒー)とコメントする。

キーコーヒーは、2021年にイノダコーヒと業務提携に向けた基本合意書を締結後に業務提携契約を締結しており、家庭用市場で「京都イノダコーヒ」ブランドのコーヒーを販売しているほか、2025年4月にはイノダコーヒとコラボしたキーコーヒー直営ショップを九州で展開している。