三井物産流通グループは2月20日、大阪マーチャンダイズ・マート(大阪市中央区)で「第37回メニュー提案会」を開催した。三井食品ユニット関西支社が主催。
238社が出展し得意先600社(業務用40%、小売業30%、卸30%)・約800人が来場した。出店小間の内訳は加工食品50、業務用33、酒類42、低温6、総合・オリジナル70。
入口では、地産地消を意識した青果を展開。大阪府が全国トップの生産量を誇るきくな(春菊)は鍋以外の利用へ向け、キユーピーのドレッシングを使いサラダとして試食提供。担当者は「他の野菜に比べ価格の乱高下が少なく、安定している」と説明する。
開催まで約50日に迫った大阪・関西万博へ向けては、ひやしあめ、都こんぶ、バナナカステラといった地元で馴染みのロングセラー品、万博スペシャルサポーターのハローキティを描いた商品などを並べた。
酒類は「日本酒をもっと手軽に」と題し、炭酸で割った“SAKEハイ”、冷やして飲むことの多いにごり酒の熱燗などを用意。新しい飲み方を提案した。
全国の商材を集めた「にっぽん元気マーケット」には今回、山形、栃木、長野、和歌山、高知、香川、山口、岡山の各県からメーカーが参集。香川県丸亀市のコスモ農緑は、自社栽培のサツマイモを原料にした「シルクスイートチップス」を売り込んだ。瀬戸内レモン、和三盆糖、オリーブなど県産の材料で味付けした“ご当地フレーバー”が特徴。「地元の原料で地域を盛り上げたい」と意気込んでいた。
このほか、コト消費を意識したせんべいの手焼き体験、減塩や分食を提案した健康ステーションなど、様々な企画で来場者の関心を集めた。
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