雪印メグミルク 100周年彩る新商品続々と 牛乳は新容量750㎖が登場

今年で創業100周年を迎える雪印メグミルクは、周年記念商品や基幹ブランドのリニューアルで春夏の売場を盛り上げる。

主力商品の「おいしい雪印メグミルク牛乳」は、3月下旬から「雪印メグミルクおいしい牛乳」に名称を改め、少人数世帯に対応する新容量(750㎖=写真、OP、関東エリア)を投入。子育て層に向けた“Happy First Milk”のプロモーションで新たな需要を喚起し、間口と奥行を広げる。

福田耕治市乳事業部長は「1L牛乳の価格が高くなり牛乳から離れてしまう人も一定数いるなか、750㎖でつなぎとめたい。現状500㎖の売れ行きがよく、500㎖では足りない方にも手に取ってもらえるのでは」と期待を込める。

3月25日から関東エリアで新発売する750㎖容量は、屋根部分に「飲み残しはないですか?あなたにおすすめ750㎖」と記し、側面には飲み切れずに廃棄等をした経験がある人が多いことを明記した。ライフスタイルに合わせて選べる4つの容量タイプで、飲用習慣の拡大につなげる狙い。主力の1000㎖容量は、同日リニューアル発売する。パッケージの屋根部分に創業100周年マークと牧場風景を挿入し、注ぎ口ゾーンを開くと牧場風景が広がることで、酪農とのつながりを視覚的に伝える。

100周年記念商品は計7品を投入する。「雪印北海道バター」「雪印北海道100チーズ」は3月1日から復刻パッケージで展開。同日新発売の「復刻版 なつかしい厚みの6Pチーズ=写真」(170g、希望小売価格税別760円)は、発売当時のチーズ厚み約1.8㎝を再現した。食べたことがない人に独自の楽しさを伝えるとともに、休眠層に向けては“思い出の喚起”で再購入につなげる。「雪印北海道バター入り とろけるスライス」(112g、税別448円)は、市場シェア5割のバターの強みをスライスチーズに取り入れることで、スライスチーズ市場での存在感を高める。

「雪印北海道100長期熟成中標津ゴーダクラッシュ」(50g、税別307円)は、熟成チーズ製造に関する90年以上のノウハウを生かし、北海道産生乳を原料に日本人の嗜好に合わせた味わいに仕立てた。4月15日から、乳のおいしさにこだわった「スノーミルクヨーグルト」(100g、税別150円)と「恋とろくちどけプリン」(110g、税別150円)を発売する。

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