サントリー食品インターナショナルは、新規事業の1つとして展開している「TAG LIVE! LABEL」と称するオリジナルラベルサービスに手応えを得る。
これは用のラベルシステムを用いることで、導入先の企業様が保有するコンテンツやその場で撮影した写真を飲料ラベルとして出力することができ、その日、その場所だけの特別な1本をファンに向けて販売することを可能にするサービス。
台紙は二重シールになっており、飲用後にシールとして活用することも可能になっている。
2023年4月の展開以降、導入が拡大。スポーツ観戦の場やイベント会場で好評を博し、缶飲料を高付加価値商品に様変わりさせるという点で、多くの成功事例が出てきているという。
24年12月26日、取材に応じた内貴八郎取締役専務執行役員SBFジャパン社長は「あるイベントで、自販機コラムに各プロスポーツ選手のラベルをランダムに入れて1本800円で販売したところ、応援する選手を求めて複数買われる方もおり、大変好評をいただいた」と胸を張る。
![サントリーサンバーズ大阪オリジナル缶の自販機 サントリーサンバーズ大阪オリジナル缶の自販機](https://shokuhin.net/wp-content/uploads/2025/02/87aa6ae53379089f2d731820770bade7-300x231.jpg)
映画館での導入事例では、鑑賞した映画の画像や日付が入るため、お土産として人気を博す。
現在は、百貨店からも地域フェアなどの際に集客コンテンツとして引き合いがあるという。
「オリジナルラベルドリンクの自販機が設置されると、それを目当てに来店されるお客様がおられるということでご好評をいただいている。集客力という点でも貢献の余地がある」と語る。
「TAG LIVE!LABEL」について「将来的にはビジネスとして相応の事業規模になってほしい」と期待を寄せる。
「TAG LIVE!LABEL」から派生して24年3月に開始した新サービス「Snap Drink(スナップドリンク)」でも良い反応が見られている。
「Snap Drink」は、個人向けのオリジナルラベルサービス。自ら撮影した写真をその場で缶飲料のラベルに仕立てられる。
「TAG LIVE! LABEL」と同様の特徴に加えて、写真以外に日付や場所の入力にも対応し、思い出の品としても活用できる。
昨年11月22日から12月22日には、期間限定イベント「つくろう!浅草思い出写真缶 by Snap Drink」を開催。人力車体験を提供する東京力車や浅草の飲食店などとコラボレーションし、世界 に一つだけのオリジナルラベルドリンクをアピールした。
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