マルサンアイは11日から3日間、東京・渋谷で牛乳、豆乳に続く〝第3のミルク〝として浸透しているアーモンドミルクの魅力を伝えようと「おいしさ実感!アーモンドミルク サンプリングチャレンジ」と銘打ったサンプリングイベントを行った。1月23日はカリフォルニア・アーモンド協会が「アーモンドの日」と制定しており、今回のイベントもそれにちなんで開かれ、同社の「毎日おいしいローストアーモンドミルク 砂糖不使用/オリジナル 200ml」を無料配布した。名古屋でも18日から3日間開催する。
東京会場には堺信好社長を含め社員約10人が参加。会場のQRコードに登録した人には、同社のバリスタがキッチンカーの中のエスプレッソマシンで淹れた本格的なアーモンドラテも配られた。
「毎日おいしいローストアーモンドミルク 砂糖不使用」は、ビタミンEがたっぷり入った、砂糖不使用タイプのアーモンドミルク。すっきりした味わいで、ローストアーモンドの香ばしい風味をお楽しめる。そのまま飲んでも、お料理や菓子作りにも使える。「オリジナル」は、ほどよい甘さで、ローストアーモンドの香ばしい風味を楽しめる。クリーミーな味わいなので、そのままでも飲めるが、カフェラテやティーラテなどのドリンクにも使える。
会場の中で加藤一郎常務は、同社のアーモンドミルクについて、「配荷が増え、売上げも前年の200%近くになった」と現状を報告。だが今春からの競合メーカーによる本格参入により、「バランスが崩れる可能性もある」と予測している。「当社は豆乳メーカーだが、アーモンドミルクも豆乳と同じように植物性ミルクなので、オーツミルクや甘酒を含め、今春もしっかり売って行く」とし、「流通でも3年ほど前から植物性ミルクの展示コーナーを開設し、期待している」と言う。
豆乳市場は1~9月の生産量で前年同期比102~103%で推移し、年間でも4年ぶりに前年を超えると予想。同社の豆乳も「市場以上の数字」とみている。「特に無調整豆乳の伸長が目立ち、調整豆乳もトントンの売れ行きで推移。豆乳飲料は単純なフレーバー展開による横軸展開から、原料や付加価値によるプラスアルファ―を加えた縦軸展開が課題」とし、同社でも、豆乳飲料の「きなこ」は食物繊維、「プルーン」は鉄分、「トリプル対策 この一本」はGABAで睡眠の質改善やストレス緩和機能を訴求している。「豆乳グルト」は競合の参入もあったが、シェアが落ちることなく、先発の強みを活かし120%で推移している」と言う。