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三菱食品 地域の食資源を多彩に活用 地産地消・地産全消・地産世界消を推進

三菱食品は地域創生の取り組みとして地域の食資源を多彩に活用している。2022年4月に地域創生の専門部署を新設し、各組織と連携しながら地域の隠れた商材や商品を紹介するなどして地域課題の解決に寄与すべく取り組んでいる。

7月23日から25日、東京ビッグサイトで開催された展示会「ダイヤモンドフェア2024」では、パネル・素材・商品の展示を通じて地域別に事例を紹介。

これに先立ち7月4日、メディア説明会に臨んだ細田博英取締役常務執行役員商品統括は「各地域と取り組みをさせていただいている中で、製造意欲はあるが人手が足りていないといった問題や地域のレギュレーションがあり非常に調整が難しいのだが、付加価値を上げていく努力をしている」と語る。

地産全消の好例に、同社の主力ブランド「かむかむ」が挙げられる。「かむかむ」は10年ほど前から果汁をすべて国産に切り替え、地域果汁のデータベース化を行っている。糖度はあるものの形が悪くて出荷できない果実は加工用原料に回すなど、果実の情報をしっかり捉えながら商品化している。

商品化は菓子に留まらず加工食品やフローズン、酒類など多岐にわたる。直近の動きとしては6月20日に愛媛県と包括的連携協定を締結。愛媛県産食材の販路拡大および販売促進ならびに食を通じた愛媛県のPRなどに連携して取り組んでいる。

展示会の地域創生コーナーでは愛媛県もアピール。はだか麦や柑橘などの食資源や郷土料理(じゃこ天)の価値発信とともに、愛媛県の原料を活用した商品開発事例として「愛媛県とつくった温州みかん飴」(榮太樓總本鋪)、「ハーシーオレンジチョコドーナツ」「かむかむ せとか」を紹介した。

地域の食資源を国内に留まらず世界にも広める地産世界消については「対象国によって事情が異なり、レギュレーションを含めてお手伝いをさせていただく」との考えから海外市場グループが担当。海外で商品を流通させるには、国や地域によってレギュレーションが異なり通関が切れないといった貿易実務の問題に加え、菓子の場合は輸送時間の問題がある。

海外事業構築のコーナーでは、外食・卸売・小売の事業別に参入の大まかな流れをパネル展示。海外向け輸出用OEMサンプルの試食も行った。

エム・シー・フーズ4人のスペシャリスト。左から山田英貴氏(日本茶)、野中嘉人氏(紅茶)、マルコ・ヨンケル氏(スイーツ)、大格素夫氏(飲料)。
エム・シー・フーズ4人のスペシャリスト。左から山田英貴氏(日本茶)、野中嘉人氏(紅茶)、マルコ・ヨンケル氏(スイーツ)、大格素夫氏(飲料)。

小売業・メーカー向けの原材料調達と製品開発については、子会社のエム・シー・フーズの事例を紹介。エム・シー・フーズは、飲料・嗜好品のワンストッププロバイダーとして、三菱商事グループのグローバルな供給力を生かした素材提供(プロダクトアウト)に、生活者のニーズを捉えたマーケットインを融合し、原料から最終製品までのソリューション提案を行えるのが強みだ。

会場では、調達先が世界35か国83サプライヤーに及ぶことや、製品開発にあたり日本茶・紅茶・スイーツ・飲料の4人のスペシャリストを紹介した。

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