ランチでも出番増える?新千円札

最近のランチはワンコインでは収まらず、千円を超えるメニューが増えたと感じる。7月3日から新紙幣が出回るようになるが、新千円札の肖像は、結核の予防など医療分野で功績を残した北里柴三郎に代わり、日常のランチタイムでも威厳のある顔を拝むことが増えそうだ。

▼食品メーカーの話を聞いて回ると、物価高騰や円安などが影響し苦しい懐事情から商品の値上げはやむを得ないと感じる。しかしスーパーや飲食店を利用する一消費者の立場に戻ると、ひと昔前の金銭感覚が抜けず「こんなに高かったっけ?」といまだにたじろいでしまうのが情けない。

▼メーカーでは、その感覚のズレを覆す付加価値のついた商品開発に力を入れる。よく聞くのが有名飲食店とのコラボ商品だ。飲食店に行って同じ商品を食べることを考えれば、肉や野菜などを用意しなければならないとしても割安に感じる。

▼「千円のランチですら安い」と思える時代が差し迫っている。価格だけに頼らない価値で納得できる商品が増えていくことで、感染症のように広がる「食品は安くて当たり前」という誤った認識に免疫ができ、ズレが解消していくことを期待したい。

北大西洋の豊かな海が育むアイリッシュシーフード 8月5日はパン粉の日