ポッカサッポロフード&ビバレッジが発売する「アーモンド・ブリーズ」が好調を維持している。
売上高は20年度(12期期)に前年比約1.6倍、21年度に約1.3倍を記録し連続成長を遂げ、今年1-7月も約1.3倍を記録した。
1-7月アーモンドミルク市場の伸びが1.2倍弱と推定され、1-7月では市場を上回る伸びになったとみられる。
小笠原千春レモン・プランツミルク事業本部プランツミルク事業部商品戦略グループリーダーは「1Lがメインになっており、1Lに関しては市場よりも伸びている。中でも当社は『砂糖不使用』が好調で、引き続き『砂糖不使用』に注力していく」と意欲をのぞかせる。
現在、ネスレ日本の麦芽飲料「ネスレ ミロ」とコラボして「♯ミロとアーモンドミルクのダブルパワー」を訴求しているほか、カルビーのグラノーラブランド「フルグラ」とコラボを継続して実施していく。
「ミロ」とのコラボでは、「ミロ オトナの甘さ」15gと「アーモンド・ブリーズ砂糖不使用」150mlの組み合わせを提案し、出足は上々で年内展開していく予定となっている。
「『ミロ』を飲まれている方と『アーモンド・ブリーズ』を飲まれている方は異なっており、お互いで新たなユーザーを獲得し、実際に飲まれた方からは“さらっとしておいしい”“健康的でいい”といったお声をいただいている。当社としては『砂糖不使用』を牛乳のように使っていただきたいと考えていることから、このようなコラボを強化していきたい」と語る。
ECでの販売も好調に推移している。
「まとめ買い需要を獲得してECは非常に好調。Amazon.co.jp限定で販売しているオーツミルクをブレンドした『オーツミルク ブレンド』を初めて手に取っていただき、その後『砂糖不使用』にスイッチする動きもあり、EC向けに広告をさらに出稿するなどしてECを強化していく」との考えを明らかにする。