マイボトル持参すると淹れたてコーヒー無料提供 小田急線新宿駅西口と5駅構内で実施 ネスレ日本が新たな飲用習慣を提案

小田急線新宿駅西口と小田急線沿線5駅(玉川学園駅・町田駅・相模大野駅・大和駅・湘南台駅)構内にある「ネスカフェ スタンド」にマイボトル(300ml以上のドリンクが入る容器)を持参すると淹れたてコーヒーが無料提供されるイベントが13日から25日までの期間限定で開始された。

ネスレ日本と小田急電鉄が実施するもので、ネスレ日本としてはマイボトルでのコーヒー飲用習慣の促進が狙い。

イベントでは、コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」とタンブラーサイズ(300ml)の専用カプセル「ネスカフェ ドルチェ グスト モーニングブレンド」を用いて淹れたてコーヒーを提供している。

コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」とタンブラーサイズ(300ml)の専用カプセル「ネスカフェ ドルチェ グスト モーニングブレンド」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」とタンブラーサイズ(300ml)の専用カプセル「ネスカフェ ドルチェ グスト モーニングブレンド」

13日発表したネスレ日本の小島孝浩飲料事業本部コーヒーシステム&ホワイトカップビジネス部ユニットマネジャーは「朝にマイボトルにコーヒーをいれて外に持ち運ぶという新しい飲用習慣を提案する。ハンドドリップで300ml抽出しようとすると数分かかるが『ドルチェ グスト』を使えば簡単にできる」と語る。

マイボトルの利用は紙コップやプラカップなど使い捨て容器の削減につながることから、小田急電鉄としては地球環境への取り組みを伝えていくことに重きを置く。

小田急電鉄の秋山幸彦運転車両部司令助役は「ネスレ日本さまの想いは、当社が掲げる環境ビジョンの1つである資源循環社会の実現の取り組みと相通じるものを感じ、多くの方に関心を持っていただきたい」と述べる。

東京都キャップ&トレード制度を活用してゼロカーボンで運行するロマンスカー「モーニングウェイ74号」(秦野駅6時30分発・新宿駅7時41分着)の4号車多目的室付近でも、マイボトルを持参した先着30人に1杯無料するイベントを15日まで実施。

左からネスレ日本の小島孝浩飲料事業本部コーヒーシステム&ホワイトカップビジネス部ユニットマネジャーと小田急電鉄の秋山幸彦運転車両部司令助役 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
左からネスレ日本の小島孝浩飲料事業本部コーヒーシステム&ホワイトカップビジネス部ユニットマネジャーと小田急電鉄の秋山幸彦運転車両部司令助役

新宿駅西口では、改札外のコンコースMB1階にある「キューズカフェ」で実施。マイボトルを持たない人に向けてはリユーザブルカップにいれて税込70円で販売している。

5駅構内で展開する「ネスカフェ スタンド」も同様の対応で、ここでは26日以降、マイボトル持参者に1杯税込70円でコーヒーを販売する。

なお、タンブラーサイズの専用カプセル「ネスカフェ ドルチェ グスト モーニングブレンド」は1日に新発売され「社内の営業からも好評で、これまでの新製品では近年にないくらい店頭に並べていただいている。300mlのコスパに加えておいしさが好評で、社内でもファンが多い」(小島ユニットマネジャー)という。