イオンタウン毛呂山(埼玉県入間郡毛呂山町)が6月30日にグランドオープンした。
埼玉県初となる、駐車場からお目当ての専門店に直接入れるオープンモール型のショッピングセンター(SC)で「コメリ」「ダイソー」「おたからや」など13の多機能な専門店が集結する。
オープン当日、取材に応じたイオンタウンの富澤照彦関東事業部事業部長は「イオンタウン蕨はオープンに近いが変則的で、今回が埼玉県で初のオープンモールとなる。駐車場を各専門店が取り囲むことで駐車場からダイレクトに目的の専門店へ行けるようにした」と説明する。
核店舗となるイオンスタイル毛呂山では、毛呂山・越生(おごせ)の特産品や地酒など地域に根差した食を展開しているほか、時短・健康・環境配慮を意識した商品を多く取り揃える。
コロナ禍で需要が高まる冷凍食品も拡充。イオンリテール北関東カンパニーの松尾憲男イオンスタイル毛呂山店長は「冷凍食品売場は同規模店舗に比べて2倍から3倍の規模となっている。アイテム数も2倍から3倍を取り揃えている」と語る。
商圏は半径5km県内で3万5000世帯・人口8万4000人。想定来店手段は車70%、自転車20%を想定する。
メインターゲットは40代の子育てファミリー、サブターゲットは60代のアクティブシニアとそれぞれ設定し、年間来店客数はイオンスタイル毛呂山で年間約110万人を見込み、これを含めたイオンタウン毛呂山全体では年間約280万人を見込む。