一般社団法人日本即席食品工業協会など即席食品3団体は5月26日、都内のホテルで定時総会を開催。任期満了で退任する村岡寛日本即席食品工業協会理事長の後任に、安藤宏基日清食品ホールディングス社長・CEOを選任した。
安藤新理事長は、業界が一丸となって環境負荷低減などの社会課題解決に取り組む考えを示すとともに、「2020年はコロナ特需により業界は潤った。2021年は(特需の影響などを)心配していたが、比較的良かった。(2022年は)6月に価格改定を行う。消費環境はだいぶ冷え込んでいるので、総需要が減少することを大変心配しているが、即席麺業界はレジリエンス(回復力)の強い業界。会員各社が努力し、困難を乗り越えていこう」と呼びかけた。
協会では今年度、即席麺の食育推進事業に取り組むとともに、持続可能な社会の実現に向けた環境負荷低減対策について、廃棄物や容器包装の削減、リサイクルなどにつき検討を進める考え。物流効率化の取り組みについては、パレット形式(T11、T12)に準じた標準化について個社で検討を進めていく。