ネスレ日本は、スターバックス店舗で提供される全てのエスプレッソドリンクのベースとなるエスプレッソローストの味わいをコーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセルで再現した。
商品名は「スターバックス アイス アメリカーノ」。スタバ・カプセル初の急冷式アイスコーヒーで4月1日に新発売される。
これに先立ち3月24日取材に応じたネスレ日本の古山裕巳飲料事業本部コーヒーシステム&スターバックスCPGビジネス部部長は「アイスコーヒー飲用が根付く中で『ドルチェ グスト』のアイス専用カプセルはこれまで3品しかなく、今回のスターバックスシリーズの新商品を含めてどんどん広げていく必要がある。加えて、オーツミルクやアーモンドミルクなどと合わせたメニュー提案も今回を機に広げていく」と意欲をのぞかせる。
新商品「スターバックス アイス アメリカーノ」に使用しているエスプレッソローストについて、スターバックス・トレーディングの安藤真由美ブランドマネジャーは「エスプレッソローストは約50前の1975年に創業メンバーが編み出した豆とローストの完璧なるレシピで、店舗の全てのエスプレッソドリンクに使われている。ダークローストに分類され、奥行きがありキャラメルのような甘味も感じさせてくれる」と説明する。
グラスに氷を入れてホットで抽出してつくることや、はちみつ・オーツミルク・ストロベリーシロップなど加えたアレンジメニューを実演したほか、ドリンクとあわせて楽しみたいおすすめスイーツも紹介した。
昨年12月に発売した「ドルチェ グスト」限定デザインのコーヒーメーカー「GENIO S STAR(ジェニオ エス スター)」などを組みあせた体験セットも発売する。
「ジェニオ エス スター」について、ネスレ日本のキャシー・シュー氏は「上質でスタイリッシュ。カラーはブラックで統一されコードまでブラックになっている。新規ユーザーを獲得しているほか、既存ユーザーの買い替えも起こっている」と述べる。
体験セットで「ジェニオ エス スター」の認知獲得も見込む。
「2月の『ネスレ スターバックス サクラ ストロベリーラテ』の発売時に続いて季節ごとにこのようなバンドルをお客様にお届けすることでさらに『ジェニオ エス スター』を知っていただく」考えだ。
専用カプセルの直近の動きとしては「ネスレ スターバックス サクラ ストロベリーラテ」や昨秋にECで数量限定発売された「ネスカフェ ドルチェ グスト ブルーラテ」が想定を上回る売れ行きになったという。
専用カプセルは「リッチブレンド」「レギュラーブレンド」といったブラックコーヒーが売れ筋で、スターバックスシリーズでは「ハウス ブレンド」と「キャラメル マキアート」が売れ筋になっている。
コーヒーメーカーの出荷台数も拡大し、ネスレ日本のクリスティーン・シュ氏は昨年12末時点で国内累計出荷台数が360万台を突破したことを明らかにした。