サミット今期唯一の新店 足立区「ららテラス」に 近隣3区でドミナント形成へ

サミットは6月24日、東京都足立区に今期唯一の新店となる「サミットストア ららテラス北綾瀬店」を開店した。同日オープンの「三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬店」1階への出店。三井不動産商業施設への出店は昨年3月に開店した「ららテラス HARUMI FLAG店」に続いて2店目。都内91店目、合計店舗は124店となった。

「ららテラス 北綾瀬店」は、東京メトロ千代田線の始発駅で乗降客数の増加が続く北綾瀬駅とペデストリアンデッキで直結している。 

服部哲也社長
服部哲也社長

近隣地域は人口・世帯数ともに増加しており、店舗の半径0.5㎞以内に約5800世帯、1.0㎞以内に約2万5400世帯、1.5㎞以内に約5万4200世帯が居住。20代と50代が多く新築マンションに住む子育て世代や昔ながらの戸建て住人も多い。

2㎞圏内には第一競合店の足立可平店をはじめベルクス5店舗が立地。その他の競合店も少なくない。新店はサミットが足立区でドミナントを形成する「五反野店」など3店舗の中間に位置しており、同区・葛飾区・江戸川区でのドミナント効果を強化し価格訴求力を高めて競合に対抗する。売場面積は約2000㎡。初年の目標年商は39.1億円。 

ららテラス北綾瀬外観
ららテラス北綾瀬外観

商品面では、得意の即食商品・半調理品を充実させた。インストア製造のサラダやカットフルーツ、カット野菜を過去最大級の品揃えとし、ベーカリーには新商品を投入。

惣菜では、精肉・鮮魚などの店内部門の生鮮原料を店内で料理した弁当・丼物・寿司なども多数展開。できたて商品を20時まで訴求し、夕方以降の帰宅客のニーズに応える。

冷凍食品は過去最大規模で展開し、ベビーフードを初めて導入した。

新たに取り扱う青森産の海面養殖サーモン
新たに取り扱う青森産の海面養殖サーモン

試食を提供する「おためしください」コーナーや「“置いてね”にお応えしました」コーナーなどで、来店客とのコミュニケーションを図る。

服部哲也社長は23日のプレオープン日に社員向けあいさつで新店のコンセプトは「お客様も社員も楽しんで笑顔あふれる北綾瀬に欠かせない店になる」とし、「社員が楽しく働けることが、愛される店舗になるために一番大切」と強調した。