“見た目”で売場活性化 日本アクセス中四国 生鮮・デリカに新提案

日本アクセスは2月13日、コンベックス岡山(岡山市)で中四国エリア春季展示会を開催。メーカー310社が出展し得意先970人が来場した。

特に注力する生鮮・デリカは「ど真ん中を極める」をテーマに、中四国独自の企画を展開した。例えば農産は「国産野菜を極める」、水産は「サーモンを極める」など関連する商品を集めて提案。

畜産では「カット原料を極める」とし、カナダ産大貫豚(親豚)に焦点を当てた。「大貫豚は硬いイメージもあるが、スライスしたり味付けしたものを試食してもらうと好評。原料高騰の中、コストダウンにつながり店頭売価を下げられる」と担当者は説明する。このほか、生鮮売場で需要の高まっているフローズン商材も数多く揃えた。

デリカは「見た目で極める」を掲げた=写真。このうち、“デカ”デリのコーナーには、握りこぶし大のたこ焼や容器を覆いつくす魚フライが乗ったのり弁、“盛り”デリはその名の通り「あんこドーン!」の白玉おはぎ、「タレだく!」の肉団子などを並べて来場者の注目を集めていた。

今回初めて展開した「味見小路」コーナーでは、30社強のメーカーがコラボメニューを試食提供。テーブルマークは、ゆかり味のなめ茸(ナガノトマト)をトッピングした冷凍うどんを用意した。「需要が落ちる夏場の売上を拡大したい」と話す。ニップンはドールのバナナを素材にした天ぷらを提供。「時間が経っても、おいしく食べられる特徴をアピールする」という。

メーカーブースには、中四国初出展の企業が多く並んだ。韓国製品を販売する徳山物産(大阪市)は徳山冷麺を紹介。「万博が近づき、近畿以外の量販店からも大阪フェアを実施したいという声が増えてきた。これを機に中四国や九州に拡売したい」と意気込む。

株式会社アピ 植物性素材