飲料系飲料「キレートレモン」2024年に過去最高出荷を達成 好調要因はブランドが体現したレモンの2つの価値 ポッカサッポロ
カナエ モノマテリアルパッケージ

「キレートレモン」2024年に過去最高出荷を達成 好調要因はブランドが体現したレモンの2つの価値 ポッカサッポロ

 ポッカサッポロフード&ビバレッジは2月20日、「キレートレモン」の2024年出荷数量が前年比10%増となり過去最高を達成したことを明らかにした。

 好調要因について、この日開催されたマーケティング説明会で室晃司マーケティング本部ブランドマネジメント部担当部長は「キレートレモン」がレモンの機能価値と情緒価値の2つの価値を体現している点を挙げる。

 「レモンは、クエン酸やビタミンC、ポリフェノール由来の機能価値に加えて、さまざまなシーンで気持ちをプラスにしてくれる情緒価値を持ち合わせている非常にユニークなフルーツ。この2つの価値を体感できる『キレートレモン』が非常に好調に推移している」と説明する。

室晃司氏
室晃司氏

 この傾向を受け、同社は昨年、「キレートレモン」を、心・美・体の輝きをサポートする“レモンの価値体感飲料”と再定義。
 「『キレートレモン』ブランドには大きく3つの価値があることが分かり、我々はこの3つを“心・美・体”という名称を付けて輝きをサポートしていくことを目指している」と力を込める。

 昨年は心・美・体のニーズに対応した商品展開も奏功した。

 気持ちの切り替えやモチベーションアップには「キレートレモン」本体が中心に対応。
 そのほか、美容の追求には「同 MUKUMI」、リフレッシュと健康ニーズには「同 クエン酸2700」が中心となって対応している。

 これによりブランドと生活者の接点が広がり新規顧客を獲得。
 「新しいお客様が入ってきて、そのお客様がSNSでご自身の気持ちを投稿し、その投稿をご覧になられた方々が新しいお客様になるという好循環が生まれている」と語る。

 買い回りの動きもみられる。

 「特徴的に伸びた商品もあるが、価値がオリジナル(本体)にたまってきていることから、オリジナルが非常に重要」との見方を示す。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。