Mizkanから新ブランド「Fibee」 “発酵性食物繊維”に着目

主食から間食まで第1弾7品(Fibee(ファイビー))
主食から間食まで第1弾7品(Fibee(ファイビー))

Mizkanは「発酵性食物繊維」に着目した新ブランド「Fibee(ファイビー)」を立ち上げ、ワッフル、カレー、グラノーラ、ルイボスティーなど全7種類の新商品を19日から販売開始した。発表会の席上、石垣浩司代表取締役専務兼COOは「誰もがおいしく、手軽に、楽しく健康的な食生活を送れるように新ブランドで貢献していく。初年度はテスト販売の位置付けだが、将来的に売上100億円以上のブランドに育てたい」など意気込みを語った。

発酵性食物繊維は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)のエサになる食物繊維。食べると腸内環境を整えてくれる善玉菌のエサとなって発酵し、善玉菌を増やして体の中から健康をサポートする。

石垣専務は「消費者の健康意識は高まっているものの、多くの方は時間的、経済的なゆとりがなく、健康的な食生活を実践できていない。その社会課題解決の一助になれば。ブランドコミュニケーションには親しみやすいキャラクター『Fibees(ファイビーズ)』を活用。おいしさはもちろんのこと、体内で腸内細菌をポジティブに育てているようなイメージが伝われば」とした。

京都府立医科大学大学院医学研究科の内藤裕二教授は「WHOは食物繊維25gの摂取を推奨しているが、日本人は総じて不足している」ことを強調。多様な食事から食物繊維を豊富に摂取し、腸内細菌の発酵を活発にすることの重要性を話した。

「Fibee」の第1弾は7品。食感が特長の「むぎゅっとワッフル」は「ココア」「アールグレイ」(参考小売価格248円)の2種、主食になる「完熟トマトのキーマカレー」(同348円)と「レンジでもちもち黒米と玄米ごはん」(同298円)、朝食にぴったりの「グラノーラ りんごとシナモンの香り」(同548円)、小腹に嬉しい「ひとくちビスキュイ オレンジとカカオニブ」(同248円)、リラックスできる味わいの「ふわぁっと桃香るルイボスティー」(同228円)を揃えた。

それぞれ発酵性食物繊維を1食・1個当たり4~8g程度含む。今後も日常的に幅広い食シーンで楽しめるよう順次ラインアップを追加予定。

発表会で石垣浩司専務(右から2人目)ら - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
発表会で石垣浩司専務(右から2人目)ら

販売はミツカン公式通販サイトをはじめ一部限定で店頭にも展開する。

3月19~24日の期間、東京・六本木ヒルズ大屋根プラザにポップアップストア「オーダーができない おなかレストラン」をオープン。過去1週間に食べた食材をチェックシートで確認し、その結果で判定された「おなか元気度」にあわせ、「Fibee」を使ったおすすめメニューを提供した。

発表会にはAKB48の柏木由紀さん、3時のヒロインの3人が登場。新商品のおいしさをアピールするとともに、善玉菌や食物繊維に関するクイズで優勝した柏木さんには「Fibee」1年分が贈られた。

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