日本フードパッカー 道南工場新設 畜肉処理能力40%増

ニッポンハムグループで畜肉処理製造を担う日本フードパッカー(青森県上北郡)は、北海道八雲町の「道南工場」を新設した。これにより畜肉処理能力が40%向上し、養豚事業の生産・流通体制と輸出の強化を図る。1月30日に竣工式、3月中旬をめどに本格稼働する。旧工場の設備も新工場に集約する。

新工場は、畜肉処理行程のシステム化や自動化を進め、処理能力が約40%向上。加えて人員確保が難しい部門での作業の負荷を軽減し、作業品質の安定化も可能となった。また、アニマルウェルフェアに配慮した飲用水設備を設置している。年間処理頭数は旧工場の26万7千頭から、36万7千500頭に拡大する。

また、道外で出荷処理を行っていた頭数についても同新工場に集約可能となり、生産飼育から処理製造までを北海道内で完結できる効率的な体制を構築した。同工場の製造品目は、豚肉、豚脂、豚骨、豚内臓、食用油脂。

同グループは「新工場を介して東日本を中心とした安定的な豚肉供給につなげるとともに輸出も強化し、地域の畜産振興に資する食肉産業の持続的な発展に寄与していく」としている。

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