鶏ちゃん合衆国 新店「萩屋ケイちゃん」で記念祭 全国に普及願い乾杯

岐阜県の郷土料理「鶏ちゃん」を全国に広めるため、パックメーカーや飲食店、調味料メーカーらが協力している「鶏ちゃん合衆国」が建国11周年を迎えたことに合わせ、岐阜県下呂市の鶏ちゃん専門店「お食事処萩屋ケイちゃん」で国民望年文化祭を開催した。“国民”約60人が参加し、鶏ちゃんに舌鼓を打ちながら、参加者同士で親睦を図った。

文化祭では、長尾伴文大統領が開会にあたり「今年7月20日に建国11周年を迎えた。皆さんの協力に感謝している。ここ数年、コロナの影響で失うことばかりだったが、逆に得たこともあった。その一つが、この新しい店ができたこと。鶏ちゃんと雰囲気を味わいながら新しい和ができると良いと思っている」とあいさつ。ステージではバンドによる国歌の演奏などが行われたほか、参加者は鶏ちゃんを食べながら11周年を祝った。

「鶏ちゃん」は、岐阜県中央部の下呂市や郡上市など養鶏が盛んだった地域の郷土料理。ひと口大にカットした鶏肉をみそや醤油などのタレに漬け込み、野菜などと一緒に焼いて食べられる。鶏ちゃんを提供する飲食店をはじめチルド・冷凍のパック商品として東海エリアの食品スーパーを中心に並べられている。

鶏ちゃん合衆国では、各地域の地域性を認め合ったうえで「鶏ちゃん」の文化を全国に広く普及していくことを目的に集結。メーカー・飲食店などの“州”や、鶏ちゃんを愛する“国民”を増やす活動に取り組む。

この日、下呂市のパックメーカー・萩原チキンセンターが12月21日に新規オープンする予定の「お食事処萩屋ケイちゃん」を特別に会場として提供。新店は下呂温泉街の中心となる湯の街通りに店舗を構える。多くの鶏ちゃん専門店では、定番の味付けがある一方、多様な鶏ちゃんのおいしさを味わってもらおうと考え、長年パック商品で不動の人気を得ている「みそ」「しょうゆ」「しお」の3種のタレに加え、定番の「若どり」、地元で親しまれている「親どり」、平飼いで育てられた「奥美濃古地鶏」の3種を自由に組み合わせられる『選べる鶏ちゃん』がコンセプト。各テーブルでカセットコンロと特製鉄鍋が用意され、熱々の鶏ちゃんが食べられる。

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