夏休みに集客増見込む外食店 差別化の起爆剤にアーモンドミルク ポッカサッポロが「アーモンド・ブリーズ」メニューフェア開催

 全国各地の学校で夏休みが始まり集客増を見込む外食店――。

 ポッカサッポロフード&ビバレッジはこの商機に着目して、競合店との差別化を図るための集客の起爆剤として米国No.1のアーモンドミルクブランド「アーモンド・ブリーズ」の提案を開始した。

 ぐるなびとの協働企画「アーモンド・ブリーズ メニューフェア」を立ち上げ、これに参加した都内10店舗では、7月20日から8月5日の期間、「アーモンド・ブリーズ」を使った特別メニューを用意し「アーモンド・ブリーズ」のサンプルプレゼント企画を行っている。

 新たな飲用・使用シーンや新規顧客の開拓がポッカサッポロの狙い。

 一方、ぐるなびは、ぐるなびに加盟する外食店の集客増が目的とみられる。

取材に応じたポッカサッポロフード&ビバレッジマーケティング本部ブランドマネジメント部の(はぜ)夏美氏(左)と「cafe guum」を運営する韓国広場の曹銀志店長兼製造総括。曹店長が手にするのは業務用の「バリスタブレンド」1L。 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
取材に応じたポッカサッポロフード&ビバレッジマーケティング本部ブランドマネジメント部の(はぜ)夏美氏(左)と「cafe guum」を運営する韓国広場の曹銀志店長兼製造総括。曹店長が手にするのは業務用の「バリスタブレンド」1L。

 ポッカサッポロの(はぜ)夏美さんは21日、参加店舗の1つ「cafe guum(カフェ グウム)」(東京都新宿区大久保1-17-7)で取材に応じ「行動制限がなくなり、人々は外食によりお金を費やすようになると考えた。アーモンドミルクを知ってもらいつつ各店舗様の集客にもお役立ちして一緒に盛り上げていきたい」と語る。

 参加店舗は、ぐるなびの知見を取り入れて選定された。

 新大久保・渋谷・原宿エリアの中から店そのものに魅力があることとSNSでの発信力がある点に重きを置いて選び抜き、今回、選び抜いた中から10店舗が企画に賛同した。

 各店舗の特別メニュー用に提供される「アーモンド・ブリーズ」のアイテムは、カフェ系と料理系の店舗に大別される。

右から業務用の「バリスタブレンド」を採用した「アーモンドミルクのチョコパフェ」(税込980円)と「アーモンドミルクのコーヒースムージー」(税込880円) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
右から業務用の「バリスタブレンド」を採用した「アーモンドミルクのチョコパフェ」(税込980円)と「アーモンドミルクのコーヒースムージー」(税込880円)

 カフェ系には、ドリンクのみならずデザートづくりにも好適な業務用の「バリスタブレンド」1Lを提供。
 一方、料理系には、他の食材の邪魔をしないと好評の「砂糖不使用」1Lを提供している。

 「砂糖不使用」は、すっきりした味わいで飲み飽きず、飲み物や料理への汎用性が高い点と、1日分のビタミンEに加えて、牛乳と同程度のカルシウム量を含み(※日本食品標準成分表(2020)普通牛乳に含まれるカルシウム量〈コップ1杯200ml当り〉)牛乳と同じように楽しめる点が継続して支持を集めている。

 「アーモンド・ブリーズ」全般では、1日分のビタミンEと乳製品不使用が特徴。

 「すっきりした味わいが共通の特徴。牛乳のコク感ももちろんおいしいが、『アーモンド・ブリーズ』には乳脂肪がなくすっきりしていて、意外と夏でもスッキリと飲みやすい。年間通じて楽しめる飲料であることも知っていただきたい」と述べる。

 この価値を外食店にも広めるべく、ポッカサッポロでは業務用の営業部隊が活動している。

 「今回のフェアをきっかけに飲食店様への導入を広げていきたい。アーモンドミルクをドリンク以外にどのように使ったらよいか分からないお店が多く、デザートやフードにも使えるということを伝えている」。

「cafe guum(カフェ グウム)」外観 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「cafe guum(カフェ グウム)」外観

 取材に応じた「cafe guum(カフェ グウム)」を運営する韓国広場の曹銀志(チョ・ウンジ)店長兼製造総括は「最初は少し心配だったが、カスタードプリンなどを作ってみて“いける”と思った。乳製品が苦手な方のために、このような商品を増やしていくことも考えていきたい。特に外国の方は植物性ミルクを求められる傾向にある」と語る。

 同店では、今回の企画で業務用の「バリスタブレンド」を採用した「アーモンドミルクのチョコパフェ」(税込980円)と「アーモンドミルクのコーヒースムージー」(税込880円)を考案。チョコパフェでは、チョコレートとの相性のよさに触れる。

 「チョコクリームだけだと重たくなってしまうのを『アーモンド・ブリーズ』を加えることで最後まで飽きずに食べられるようにした」と説明する。

 一方、コーヒースムージーは、すっきりとした味わいになりがちな中身をエスプレッソやキャラメルソースなどで補完。「リッチな甘さと香ばしさを楽しめる一杯に仕上げた」という。

メニューPOPはポッカサッポロが提供 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
メニューPOPはポッカサッポロが提供

 サンプルプレゼント企画は、フェア開催中に参加店舗で飲食して会計時に「アーモンド・ブリーズ」公式インスタグラムのフォロー画面を見せた人を対象に、カフェ系では「アーモンドミルク&オーツミルク無糖」200mlを、料理系では「アーモンドミルク コーヒーテイスト」185g缶をプレゼントしている。

 これに加えて、写真・感想レポを投稿して選出された人に「アーモンド・ブリーズ」1Lを1ケース(6本入り)プレゼントするインスタグラム連動キャンペーンも実施している。

 アーモンドミルク市場は、物価高騰の煽りを受けて伸びが鈍化。

 「半年以上前から様々な生活必需品が値上がりして、必需品以外の少し高いものの購入は控えようという消費者心理が働いていると思われる。アーモンドミルクは嗜好品的な位置づけになっているが、1日分のビタミンEなどの栄養成分や味わいを魅力的にお伝えして、ファンを増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

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