コロナ後も旧態依然? 業界団体総会

業界団体の総会がピークを迎えている。コロナが明け、新しいビジネススタイルや生活様式が浸透し、業界団体の在り方や総会の在り方も変わると思いきや、変わるどころかコロナ前以上の盛況ぶり。各団体が一斉にリアル開催を始めたため、会場場所取りに苦労するほどだと言う。

▼主催者挨拶のパターンも決まっている。新型コロナの5類への引き下げ、経済活動の再開、人手不足、インバウンドの復活、原材料高騰に伴う価格改定。加えて物流の2024年問題などのトピックをあげ、「コロナは明けたが業界は厳しい」で締めくくる。各業界が同じ環境なので挨拶のパターン化は仕方ないものの、個人的な想いや、具体的な対策など多少のアドリブがあってもいい。そうすれば聞く側の印象に残る。

▼来賓として出席した関係官庁の挨拶もパターン化している。しかも原稿を読むだけでは印象に残らない。最後は「本日の総会、誠におめでとうございます」で終わる。

▼出席者のほとんどは退屈と思っているが、変えようと声をあげる人はいない。懇談することも悪くはないが、別の方法があってもいいのではないか。

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