J-オイルミルズ 温室効果ガス削減へ「社内炭素価格」設定 投資の判断材料に

J-オイルミルズは温室効果ガス排出量削減に向け、「インターナルカーボンプライシング制度」(以下、ICP制度)を1日から導入した。CO2中長期削減目標の達成に向けた取り組みの一環として低炭素投資・対策を推進し、対象となる投資計画のCO2削減量に社内炭素価格を適用し、投資判断の参考とする。

ICPとは企業内部で独自に設定し使用する社内炭素価格で、企業の低炭素投資・対策を推進する仕組みのこと。現在、世界中の企業で導入が進められ、日本でも21年時点で約280社が導入・検討をしており、TCFDの開示要求項目においてもICPの実施が推奨されている。

同社では、今回のICP制度導入でカーボンニュートラルに向けた動きを加速するとともに、地球温暖化や気候変動、原料の生産量や作柄へ影響する重要な課題として温室効果ガスの排出量削減に積極的に取り組む。

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