国分グループ本社 売上高、経常益とも過去最高を更新 22年度連結業績

国分グループ本社の22年度連結業績は売上高1兆9千330億円(前年比2.7%増)、経常利益181億円(30.3%増)、当期利益106億円(61.6%増)の増収大幅増益となった。

昨年は創業310周年を迎え、第11次長期経営計画で掲げる4つの価値創造目標に向けて、グループ全体で力強い歩みが進んだ。各エリアでの共創圏パートナーとの取り組みや、新たな機能によるコト売りビジネスが拡大。相次ぐ値上げへの対応やコスト高の影響もあったが、外食や業務用の回復、ローコストオペレーションによる体質強化が成果を挙げ、売上高・経常利益ともに過去最高を更新した。

売上高の内訳は、食品1兆2千524億円(2.5%増)、酒類5千999億円(4.6%増)、その他805億円(5.6%減)。22年度から収益認識会計基準を適用している(売上高影響は516億円)。

23年度のグループ冠方針は「食の価値創造の実践と循環」。地域密着全国卸である国分グループが有する暗黙知を形式知、実践知へと進化させることで、「パートナーとの価値創造やイノベーションにつながる循環を作る」(國分晃社長)。23年度の経常利益目標は188億円とした。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)