英の栄養食品ブランド「マイプロテイン」原宿でポップアップ出店 日本担当GMに聞く

英国・マンチェスターに拠点を置く栄養食品ブランド「マイプロテイン」は9月20日から26日まで、都内・原宿でアジア初となるポップアップスペースをオープンした。期間中は約6千500人が来店し、オリジナルメニュー「プロテインフラッペ」の試飲や公式アプリをダウンロードして参加する懸賞キャンペーンなどで盛り上がりをみせた。出店の目的と日本市場での展開について日本担当ゼネラルマネジャーのアツコ・バーレットさんに聞いた。

――出店の目的は。

「マイプロテイン」の認知拡大と新規顧客の獲得です。

日本担当GMのアツコ・バーレット氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
日本担当GMのアツコ・バーレット氏
EC企業である当社は、直接お客様と接してブランドを知っていただく機会が少ないため、今回のポップアップを通じて「マイプロテイン」を日本の皆さまに体験していただくことを決めました。昨年11月からは伊藤忠商事と契約し、新たに国内製造による「Impactホエイプロテイン」のココア味とロイヤルミルクティー風味をドン・キホーテで展開中です。日本国内の食品衛生法にのっとって製造されており、この商品を発売できたことが今回の出店につながったと言えるでしょう。

――日本の消費者に訴えたいことは?

プロテインというと、多くの方が、スポーツをしている人が飲用するものという印象をお持ちだと思います。でも決してそんなことはなく、プロテインは健康的な日常生活をサポートするために必要な栄養素です。このことを周知すべく、ポップアップスペースではドリンクを無料でお配りすることを決めました。またおいしさにこだわりたいと強く思い、元パティシエの方にレシピを考案していただき「プロテインフラッペ」として、自信をもってお届けできる味に仕上げました。1杯に7gもの量のプロテインが入っています。今回の試飲は女性からも好評でした。

――日本の消費者の印象は。

「マイプロテイン」は世界110か国の方々に愛されているブランドですが、日本の消費者は世界的にみても健康への関心が高いと感じています。「マイプロテイン」の国別売上も日本は英国に次ぐ2位です。料理へのプロテインパウダーの利用も広まっているほか、プロテイン入りのブラウニーやクッキー、ウエハースなどを気軽に食べる人も増えています。

日本で人気のフレーバーはナチュラルチョコレート、ミルクティー、抹茶ラテ、ストロベリークリーム、黒糖ミルクティーなど。昨年11月にはアジア限定でヨーグルト味も発売し、現在は全世界で展開しています。

――成長の秘密は。

味や種類の豊富さではないでしょうか。「マイプロテイン」ではあらゆる原料、フレーバー、容量をラインアップしています。原料はホエイやカゼインなどの「動物性」、大豆やエンドウ豆などの「植物性」、ブラウンライスの「グルテンフリー」という分類で展開しており、あらゆる食スタイルに対応します。ベーシックな「Impactホエイプロテイン」だけでも60種類以上揃えているので、お客様はノンフレーバーから他社にないマニアックなフレーバーまで膨大な数の商品から用途・目的に応じて自分好みを選ぶことができます。

――今後については。

ECの顧客層を広げたいです。購入未経験の人たちの興味をいかに引くかがポイントになるでしょう。そのためには教育も重要。美容に関心のある女性の需要を喚起できればと思います。今回、表参道にポップアップスペースを開催しましたが、通行人の年齢層に偏りがないのも選定理由でした。当社では老若男女様々なライフスタイルに対して総合的なサポートを続けるつもりです。

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