オタフクソースは10日、同社が発刊する季刊誌「ほっとおたふく」の読者を対象にしたファンミーティングを広島市内で開いた。100周年を記念したイベントの一環で、読者やSNSのフォロワーなどから抽選による約80人が参加した。
日本スポーツ栄養協会の鈴木志保子理事長と元女子スキー・モーグル日本代表の上村愛子さんが招かれ、「働く大人の食事とパフォーマンスの関係」をテーマに対談。
子どものころから好き嫌いなく食事をしていたという上村さん。海外の食事が合わず必要な栄養素が取れなくなる選手が多い中、「どこに行っても何でも食べることができた」と選手時代を振り返った。
「ほっとおたふく」にコラムを連載している鈴木氏は「脳が食べたいと思うものと、体が求めるものは違う」と説明し、栄養バランスの大切さを強調。「これからの社会はより便利になり、ある栄養素が強化された食品を取ることでそれが過剰になる場合もある。自分で自分の食を理解できないと難しい時代だ。その中で、栄養学の情報をきちんと発信していきたい」と述べた。
最後にオタフクソースの佐々木直義会長が「トップアスリートを支える食というのは違うのだと、改めて感じた。これだけの知識をもって寄稿していただいていることに感謝している」とあいさつした。
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