日本アクセス秋季展示会 フローズンブースで売場の“シンカ”を提案

日本アクセスは、「東日本秋季フードコンベンション2022」のフローズンブース(冷凍食品、アイスクリーム)において、「シンカ(深化・新化・真価・進化)」をキーワードにコスパ訴求やSDGsをテーマにした売場提案をはじめ「フローズン・アワード」10周年記念企画の紹介、市場変化に応じた冷凍弁当・ミールキットの展示など多様な企画でアピールした。

売場提案は「シンカ」を共通ワードに4つのテーマで実施。「深化」として価値の深掘りによるコスパ訴求を紹介。加工食品のみならず、外食・中食とも軒並み値上げとなる中、「冷凍定食」や「外食品質」をキャッチコピーに関連商材を並べた。「新化」は新規ユーザー獲得が狙い。冷食の間口は拡大傾向にあるが、未利用者が1割以上いるとみられ、冷凍パン・冷凍スイーツなど新機軸の売場展開でトライアルユーザーの流入を図る。「真価」では弁当商材を「適量おかず」として、夕食やおつまみにも用途を広げたい考え。「進化」はSDGsがテーマ。プラントベースフードやプラスチック削減商品のカテゴリー化を提案した。

一方、冷凍食品・アイスの人気投票で盛り上げる「フローズン・アワード」の歩みをパネルなどで紹介。10周年を迎える今年は、各種キャンペーンやメーカーPR動画の配信に加え、ヨドバシAkibaで冷凍食品・アイスが食べ放題のレストランを期間限定(10月8~23日)で展開予定。フローズン食品MD部の担当者は「コロナ禍以降、店頭でマネキン販売などを実施しづらくなり、新しい商品を試していただく機会が減っている。冷凍食品・アイスの情報に触れ、実際に体験(喫食)していただくことで、売場で購入する動機につながれば」と話す。

8月1日~9月30日の期間、冷凍麺を対象にキャンペーンを実施。協賛9メーカー(イートアンドフーズ、テーブルマーク、東洋水産、日清食品冷凍、日清製粉ウェルナ、ニチレイフーズ、ニップン、日本水産、マルハニチロ)の商品を購入して応募すると選べる電子ギフト「Gポイントギフト」が抽選で当たる。

同社のオリジナル商品も豊富に展示。好調なワンプレート商材に着目した冷凍弁当を10月下旬に発売予定。「2種のそぼろとタルタルチキン南蛮弁当」など3メニューを値ごろ感ある税込398円で提供する。ミールキットとして李錦記とコラボした中華メニューも注目商材。「イカのチリソース炒め」などを9月下旬に発売予定。拡大する冷凍パン市場に向け、今秋冬は新商品「クロフィン 贅沢ピスタチオ」を提案。甘さを抑えつつ、風味豊かなクリームを使用した。

また、「Delcy」ブランドで野菜をたっぷり摂取できる「もりもりパック」に「ほうれん草」と「乱切り揚げなす」を追加。生鮮営業部と協業した「九州産ローストレッグ」は、本格チキンを買い置きして好きな時に食べられる逸品。事前に用意した2万本が完売したため、追加予約を受け付けた。