ブロンコビリー 松屋栄食品本舗を子会社化 自社開発ソースなどで差別化へ

ステーキ・ハンバーグレストランを展開するブロンコビリー(愛知県名古屋市、竹市克弘社長)は20日、調味料・惣菜メーカーの松屋栄食品本舗(愛知県犬山市)の全株式を取得し、子会社化することを発表した。

松屋栄食品本舗は、たれやドレッシングなどの調味料や惣菜製造を手掛け、顧客企業のPB商品開発や品質管理能力を有している。直近22年2月期の売上高は8億5千万円。

ブロンコビリーは東海・近畿・関東の13都府県でステーキ・ハンバーグレストランを展開、21年末の直営店舗数は130店舗。「ご馳走カンパニー」をコンセプトに食材調達・工場加工・店舗調理を一貫して行っている。

専門店としての品質差別化を追求し、ステーキ、ハンバーグの肉料理を製造する自社工場では、サラダバーのソースやドレッシング、スイーツ、アイスクリーム、一部スープなど製造品目を増やしている。

同社では、松屋栄食品本舗の子会社化により、業容拡大に対応するための工場能力拡充と、自社開発によるソースや惣菜類の差別化を推進。ソース・ドレッシング類の外部販売も視野に自社ブランドの認知度強化につなげる。株式譲渡日は7月1日予定。

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