名古屋・昭和酒販がキッチンカー事業に着手 「酒文化を守る」地元蔵元と想い共有

昭和酒類販売(名古屋市)は、キッチンカー事業に着手した。「スタンドマーケット91(クイッ)」と名付け、地元蔵元直送の日本酒やクラフトビールなどを提供する。コロナ禍を受け、飲食店などが新たにキッチンカーでランチなどを販売するケースが増えたが、「91」のように酒に特化したサービスは珍しい。

「コロナ禍でお酒がすっかり悪者になってしまい、またお酒を飲まなくてもよいという時代になりつつある。一方、造り手である蔵元さんからすれば、せっかく良いお酒ができてもイベントなど披露する場がめっきり減ってしまったこの2年間だった。しかし、われわれは酒類卸として酒文化を守り、若い世代にもつないでいきたいと思っている。業界のために何かできないかと考えたのが今回のキッチンカー事業だ」。

三浦孝治社長(昭和酒類販売) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
三浦孝治社長(昭和酒類販売)

10日開催されたオープニングレセプションで、同社・三浦孝治社長は新事業参入への背景と想いをこう語った。

「91」のネーミングは、「クイッと一杯」から。品ぞろえは日本酒、クラフトビールとも地元へのこだわりを徹底。日本酒は愛知県の勲碧酒造、青木酒造、東春酒造、丸一酒造、盛田、中埜酒造、澤田酒造の7蔵と、岐阜県の千代菊の計8蔵が参画。今後、限定酒や季節のお酒、チャレンジタンクなど随時入れ替えを行い、「ここでしか出逢えない特別な味」を届けていく。

クラフトビールは、キリンビールの「タップマルシェ」から、盛田金しゃちビールの「名古屋赤味噌ラガー」、伊勢角屋麦酒の「ヒメホワイト」をセレクトした。

価格設定は、日本酒が1杯330円。つまみ(5~8品)も1品330円で販売する。また、日本酒3種飲み比べセットが900円、3種飲み比べ+つまみセットは1千200円。クラフトビールは各300㎖・550円。客単価は1千~1千500円と想定する。

営業スケジュールは、4月13~15日、同21~24日に、名古屋・栄の「ミツコシマエヒロバス」で平日15~20時、土日祝12~20時(雨天中止・変更あり)のオープンを予定。

以降は、「ミツコシマエヒロバス」を軸に、各種イベント出展などを計画。企業の福利厚生、軽いパーティ需要などにも応えていく。当面の売上目標は月間100万円。

同店舗の運営には名城大学「日本酒研究会」の学生がアルバイトとして参加。「若者視点の提案や情報発信にも期待している」とする。

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