亀田製菓 米菓から食品企業へ 新ブランド始動 植物性素材の可能性を追求

亀田製菓は、「あられ、おせんべいの製菓業」から「Better For Youの食品業」への進化を目指し、グループ会社のマイセンファインフード、タイナイとともにプラントベースドフード、米粉パン、お米由来の乳酸菌のそれぞれで新たなブランドを立ち上げる。

プラントベースドフードの新ブランド「JOY GREEN」は、「わたし、家族、未来の地球のハッピーのために、プラントベースドフードの驚きあるおいしさを届けます」という同社のビジョンを推進する共通ブランド。

4月1日には業務用ブロックタイプの『植物生まれのベースミート』を発売し、4月8日からホテルニューオータニ(東京)にて期間限定でビーフシチューとしてメニュー展開する。

また、マイセンファインフードの『プラントベースパティ』を使用した『低糖質チャンカレ~大豆ミートカツのせ~』を、金沢カレーの元祖チャンピオンカレーの直営店・FC店19店舗にて3月14日から期間限定で発売する。

さらに、4月1日には家庭用の『大豆と玄米のべジミンチ』『大豆と玄米のベジフィレ』のリニューアルと、湯戻し時間1分で活用できる薄切り肉タイプの『大豆と玄米のベジスライス』を新発売する。

国産米粉を使用した米粉パンの新ブランド「Happy Bakery」は、「アレルゲン28品目不使用の100%国産米粉パンで誰もが楽しめる笑顔で囲む食卓を実現する」というビジョンに基づいたブランド。3月7日にタイナイから『おこめ丸パン』9商品を新たにラインアップ、亀田製菓がメーンスポンサーを務めるアルビレックス新潟とタイナイがコラボした『アルビおこめパン』を新潟県内のCVS・SMの一部店舗および「TAINAIオンラインショップ」にて発売する。

お米由来の乳酸菌新ブランド「Rice BIO」は、「確かなエビデンスと、手軽に摂ることができるお米由来の乳酸菌で、お客様の健康と美容をサポートする」というビジョンを展開していく。

4月には亀田製菓が世界で初めて商品化した研究開発ストーリーや加熱殺菌体ならではの特徴などを紹介するPR動画の公開も予定している。

食品事業は、米菓製造で培った「多彩な食感と味付け技術」を活用し、植物性素材をベースに独自の新しい価値(健康・美味しさ・感動)を届け、米を原料に活用することで、アレルゲン28品目不使用、グルテンフリーへの対応をそれぞれの商品を通じて進める。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)