日本アクセス 東日本「春季フードコンベンション」 フルライン機能で活性化支援

健康軸の新提案、地域商材も充実

日本アクセスは1月26~27日、さいたまスーパーアリーナで「春季フードコンベンション2022」を開催した。東日本会場の出展メーカー数は512社。春季提案会の全体テーマは「つなぐ~コロナとの共生時代へ~」。新常態(コロナ禍から新たな新常態をつなぐ)、共創(小売業・メーカー・消費者をつなぐ)、地方創生(エリアと全国をつなぐ)、SDGs(現代と次世代をつなぐ)の4つの切り口で、同社のフルライン機能を活用した提案事例やメーカーの春夏新製品をそろえた。

アクセスオリジナルの提案コーナーは「加工食品」「乾物・乾麺」「菓子」「酒類」「チルド」「フローズン」「生鮮」「デリカ」「アクセス業務用市場開発研究会」「ノンフードビジネス」「情報卸」「22年のトレンド予測」など。各ブースで春夏シーズンに向けた提案を披露した。

また、コロナ禍で量販店での催事企画が増加している「駅弁」をはじめ、「北海道物産展」(日本アクセス北海道)、「沖縄物産展」(ジーマ・ジーマアクセス)、関東商品部取り扱いのグロサリー・チルド(練り製品・パン・菓子)・フローズン、離島プロジェクトの取り組みなど、地域商材の充実も目立った。

加工食品では、健康茶やノンカフェインコーヒー、伊豆産わさびドレッシングなどの留め型新製品を紹介。「乾物・乾麺」では産地との連携・原料確保による新製品(煮干し白えび)や、有機JAS認証の国産きくらげ(ニチモ「スーパーきくらげ」)などの注目商材を提案。乾麺では話題の「池森そば」をはじめ、全国各地のそば・手延べ、半生うどんなどアクセスならではの充実したラインアップを披露。「乾物de中華」「乾物deカレー」などNBメーカーとのクロスMD企画や、「つけそば」など乾麺の食べ方提案にも力を入れた。

チルドでは、情報・物流・企画・販促を統合した「アクセスチルドプラットフォーム」の取り組みを中心に、和洋日配・乳製品売場でのPBFの提案を強化。和日配では、内食化で需要が高まっている旨・辛メニューにスポットを当てた「おつまみ」「アジアン」「辛麺」商品を集めた売場企画、洋日配では「ご当地コーヒー」、ワンダーチルディアのチルド飲料、各種チーズの提案も来場者の注目を集めていた。

オリジナルの水産フライや生鮮デリカも(日本アクセス) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
オリジナルの水産フライや生鮮デリカも(日本アクセス)

フローズンでは、伸長著しい冷食・アイス売場のさらなる活性化に向けて、「全力『革新』宣言」をスローガンに販促・売場・商品の3軸で提案活動を推進。販促企画では、フローズンアワード連動キャンペーンのほか、3月実施予定の「冷凍麺」企画を紹介。冷凍スイーツや健康軸の売場展開や、冷凍ミールキットの新ブラント「ストックキッチンKakete」、大容量タイプの冷凍野菜・フルーツなどオリジナルの新商品も多数披露した。

業務用デリカ・生鮮コーナーでは、アクセスオリジナルの水産フライや生鮮デリカ、チキン商材、PBFのキット商材、惣菜売場の新カテゴリーとして注目されているスイーツなど多彩な商品提案を披露。ノンフード関連では環境対応容器の提案も注目を集めた。

なお、会場では入場時の検温、入場者・出展関係者数の制限、来場時間の分散、エリアごとの人数制限など感染防止対策を徹底。現在、WEB展示会も同時開催している(2月末までの予定)。

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