片岡物産はドリップコーヒーブランドの「モンカフェ」で引き続きフィルターがコーヒー液に浸からないハンドドリップの流儀に即した構造を生かしてブラック飲用を訴求する。
ドリップコーヒーは通常、フィルターが抽出されたコーヒー液に浸されてしまうと、余計な雑味や苦みまで出てしまいコーヒー本来のおいしさが損なわれがちになる。
これに対してカップオンタイプと呼ばれる「モンカフェ」のフィルターは、コーヒー液に浸からない構造で、これにより雑味のないすっきりとした味わいと芳醇なコクが楽しめるようになっている。
同社は昨秋、この構造を視覚的に分かりやすく表現するため「モンカフェ」のパッケージデザインを大刷新した。
フィルターがコーヒー液に浸からない構造をデザインするとともに「すっきりとした味わいと芳醇なコクだからブラックがおいしい」のキーメッセージをあしらいブラックコーヒーの飲用層の取り込みを図っている。
刷新後9-11月の販売状況は、ドリップコーヒー市場とほぼ同様の一ケタ後半の幅で拡大している。中でも「マイルド・ブレンド」「スペシャル・ブレンド」とアソートパックの「バラエティ・パック」の計3品が好調に推移している。
この中で「バラエティ・パック」は、豊かな甘さとクリアな酸味が特長の「インドネシア スマトラ」2袋を期間限定で新たに詰め合わせて3月から既存品と差し替えて順次発売していく。
また6月をめどに、「マイルド・ブレンド」「スペシャル・ブレンド」「モカ・ブレンド」の3品で夏季限定パッケージを展開する。夏季限定パッケージでは氷入りのグラスに抽出される様子を描き、ブラックのアイス飲用を訴求する。
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