味の素社は、オリンピック東京2020大会日本代表選手の食事をサポートした「味の素ビクトリープロジェクト」の報告会を、このほどオンラインで開催した。
2003年から始めた同プロジェクトは、JOCとの共同により五輪アスリートに向けて食とアミノ酸によるコンディショニングサポートを行うもので、選手村など3か所で栄養補給をサポート。その中の一つ「JOC G Road Station」では、日本代表選手がベストなコンディションを維持するためのさまざまなメニューを提供することで栄養をサポートし、パフォーマンスに貢献した。その結果、「JOC G Road Station」利用者は22日間で34団体、1千124人を超える盛況ぶりだった。
提供メニューは試合前と試合後に分け、エネルギー補給や疲労回復など目的に合わせて工夫。具だくさんの汁物は、「毎日食べても飽きず、栄養も摂れる」と選手に人気だった。
また、アスリート向けのエナジーギョーザやコンディショニングギョーザも人気で、ギョーザを食べるためにG Road Stationに来る選手も多かった。さらに「飲むおだし」は、食欲のスイッチが入り、緊張や疲労を改善する効果があるとする意見が多かった。
報告会では、ゲストとして柔道の金メダリスト、阿部兄妹(阿部一二三選手・阿部詩選手)が登壇し、トークセッションが行われた。この中で一二三選手は、「減量中でも食べることで元気がわき、栄養の重要性についても改めて教えてもらった」。
詩選手は「試合前にだしを飲むとリラックスでき、食欲がない時でも、だしを加えた炊き込みごはんは食べられた」など語った。
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