麦価引き上げ 生麺類の収益に影響も

加工食品業界で原材料に占める小麦粉の構成比が高いのが素材麺を中心とする生麺類だ。現時点で価格改定の動きはないが、10月からの小麦政府売渡価格の引き上げ(19%増)が発表される前でさえ「(価格改定の)議論はしているし、シミュレーションもしている。現時点で『年内にどうこう』という選択肢はないが『絶対にない』とは言い切れない」(メーカー)という状況だった。

実際、主原料の小麦粉だけでなく、燃料費、包装資材費、物流費などのコストは軒並み上昇し、コストプッシュしている。今回の麦価の大幅な引き上げは、メーカー収益のさらなる圧迫要因となる。農水省によれば、小売価格に占める原料小麦代金の割合は、ゆでうどんで7%とされる。