抹茶ラテ飲料が活性化 「綾鷹カフェ」に続き「クラフトボス」好発進 第三極の登場で勢い加速も

「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」(コカ・コーラシステム)の好調に続いて「クラフトボス 抹茶ラテ」(サントリー食品インターナショナル)も好発進したことで、抹茶ラテ飲料が活性化している。さらに第三極登場の動きも予想され、勢いが加速される可能性もある。

抹茶や抹茶飲料ではなく、ラテ飲料やミルク入り飲料の新提案として受け入れられているのが共通の動き。健康志向の高まりで無糖飲料が拡大する一方、ストレス過多な社会で糖分やミルク分が求められ、ラテ飲料市場も伸びを見せている。

「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」は、ラテ飲料市場でコーヒーや紅茶に次ぐものとして抹茶を使用して和素材ラテとして打ち出していく目的で開発された。

日本コカ・コーラの助川公太マーケティング本部ティーカテゴリー緑茶グループグループマネジャーは和素材ラテの商機について「カフェでは和素材を使ったメニューは定番化しているが、5年間で平均5%ずつ成長しているラテ飲料市場で和素材を使った商品の比率は1%未満」と述べ開拓余地を見込む。

3月22日に発売開始したところ、想定を超える好調ぶりで品薄になり出荷を一時停止。供給体制を整えて7月26日に販売再開したところ、17日間で出荷本数が2千500万本を突破した。

この数量は「同時期に国内販売しているコカ・コーラ社製品の650㎖以下の小型ペットボトル(PET)出荷本数の平均と比べると約15倍」(日本コカ・コーラ)に相当するという。これには販売再開に伴い、ブランドアンバサダーの吉岡里帆さん出演のTVCMやSNSキャンペーンなどを実施してマーケティング攻勢をかけるとともに、店頭活動も強化したことが奏功したとみられる。

味わいへの高評価に加えて、ババロア・プリン・かき氷など同商品をアレンジして楽しんでいる投稿がツイッターのリツイートを含め1万件以上見られたという。

一方、「クラフトボス 抹茶ラテ」の初動は、「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」の17日間・2千500万本を上回る勢いを見せ、8月17日の発売開始から14日間で2千600万本の出荷本数を突破した。

その好調要因について、サントリー食品インターナショナルは「コーヒーシリーズで3月にボコボコボトルに大刷新して好調に推移している『クラフトボス』シリーズからの新商品としての期待感が高く、大きなトライアルに結び付いた。抹茶ラテがカフェラテ・ミルクティーに次ぐミルク系嗜好飲料の第三極になりうる手応えを感じている」とコメント。

同商品で打ち出している「濃いのに爽やか」な味わいが好評で、既存の抹茶ラテユーザーのみならず、カフェラテ、ミルクティー、有糖炭酸ユーザーなどからの流入も見られるという。