100%再生紙復活なるか

ストローやフォーク、スプーンで紙製のものが出てきている。脱プラスチックというが、ひと昔前は紙の使用を減らすためにあれこれしていたと思うのだが。2000年ごろ印刷業界では、古紙パルプを100%配合した再生紙が一時、脚光を浴びた。

▼いわゆる「グリーン購入法」が制定され、国や地方自治体がこぞって再生紙を購入したからだ。しかし、生産に手間がかかり価格が普通紙より2割程度高かった上、一部で古紙パルプの配合率が表記より低い商品が出回るなどトラブルも重なったことで、一般の企業での採用はすぐに激減した。

▼その結果、古紙パルプの配合率100%の再生紙は価格が安定せず需要低下のため18年ごろに廃番。定期的に使う新聞紙など決まった量を、一部の製紙会社が受注生産するだけになった。配合率80%以下の再生紙は今もあるが、種類は少ない。

▼ペーパーレスの時代になっているが、まだまだ紙の使用は続いていくと思われる。再生紙の利用がもっと進めば、高配合率の再生紙が復活するかも。さらに流通量が増えれば価格も安定し、今度こそ当たり前になっていくのかもしれない。