湖池屋 九州初の生産工場を稼働 地域を巻き込んだ取組みも

佐藤社長、熊本復興に意欲

湖池屋は6日、九州で初の生産拠点となる「湖池屋九州阿蘇工場」の稼働を開始させるとともに「湖池屋GOGO!ファクトリー」を完成させたと発表した。

九州に拠点を置くことで、配送の効率化などを見込む。加えて、工場稼働により雇用を生み出し、R&Dセンターを併設することで地域を巻き込んだ原料調達や商品開発にも取り組み、地域の復興や活性化につなげていく。

所在地である益城町は16年に熊本地震が直撃した地域となる。

佐藤章社長は熊本県との取り組みについて「復興のため、地元の人材雇用、じゃがいも契約農家の拡大、オリジナルブランドのじゃがいも栽培、県内のプロスポーツ支援、阿蘇の世界遺産を盛り上げる活動などに積極的に取り組んでいく」と意欲をのぞかせた。

湖池屋GOGO!ファクトリー(イメージ)(湖池屋九州阿蘇工場)
湖池屋GOGO!ファクトリー(イメージ)(湖池屋九州阿蘇工場)

同工場では「湖池屋プライドポテト」などの高付加価値商品や「カラムーチョ」などの定番商品のポテトチップスを中心に製造し、くまモンの「九州阿蘇工場で作りました」というコメントをデザインに加えた記念パッケージで販売する。

九州阿蘇工場アンバサダーには熊本県出身のプロゴルファー古閑美保さんが、九州応援団長には歌手の八代亜紀さんがそれぞれ就任した。

八代亜紀さんが一部作詞した湖池屋ポテトチップス応援歌「ポテチでタンタカ」などを通じて、今後地域の人々と連携し、さまざまな活動を展開していく。

新工場に併設する「湖池屋GOGO!ファクトリー」は、世界に一つだけのポテトチップス作りを体験できる施設となる。

 「九州カラムーチョ 甘辛チリトマト」「九州すっぱムーチョ九州柑橘&ビネガー」(湖池屋)
「九州カラムーチョ 甘辛チリトマト」「九州すっぱムーチョ九州柑橘&ビネガー」(湖池屋)

当日生産するさまざまなカット形状のポテトチップスに、熊本ならではの素材を含めた8種類のフレーバーを味付けし、好みのデザインやメッセージを加えることができる。

稼働を記念した商品も発売する。

30日から、熊本産のトマトや九州産の柑橘を使用した「九州カラムーチョ甘辛チリトマト」(57g・オープン価格)と「九州すっぱムーチョ九州柑橘&ビネガー」(同)が発売予定となっている。

なお、九州エリアの初年度販売目標は35億円。

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■九州阿蘇工場概要

▽所在地=熊本県上益城郡益城町大字宮園字二ノ迫1024
▽敷地面積=約2万642㎡
▽建築面積=約8千120㎡
▽建設費=約32億円