コロナ禍で増える「1人外食」

新型コロナウイルスの影響により、外出自粛や緊急事態宣言中の酒類提供の禁止など外食を取り巻く環境は著しく変わった。店側は感染症対策を徹底した上で、思う存分食事やお酒が楽しめるようにとさまざまな工夫を施し、特急レーンや配膳ロボットなど最先端のフードテックを駆使した店もある。

▼お客側の変化の一つに「1人外食」の増加が挙がっている。ホットペッパーグルメ外食総研調べによると、この1年間に初めて「1人外食」をした人は45.9%。理由の1位は「外食に人を誘いにくいから」、2位は「外食に誘われる機会が減ったから」、3位は「自分が感染することが不安だから」だと言う。

▼ひと昔前までは、「1人外食」は恥ずかしいとか寂しいなどの理由から敬遠されてきた。今では好きな時に好きなものを好きなように食べられることが外食の良さだと思われるようになり、コロナによって、こうした意見が増えてきた。

▼人気のテレビ番組「孤独のグルメ」によって「1人外食」が市民権を得たとする向きもある。1人で黙々と食事をする姿がむしろ好意的な目で見られるようになった。