チルドシュウマイ「二層構造」で劇的進化 おいしく、鮮やかに 東洋水産

東洋水産は、今年発売34年目となるチルドシュウマイのロングセラー商品「マルちゃん えびシュウマイ」「同 かにシュウマイ」を全面リニューアル。4月19日から先行発売した西日本エリアに続き、5月31日からは全国で発売する。新製法により、価格は据え置き(税別270円)ながら品質、見た目を大幅に向上させたのが特徴だ。

「おなじみのえびシュウマイ、かにシュウマイが生まれ変わった」(同社)という今回のリニューアル。最大のイノベーションは「二層構造」。従来は白身魚のすり身とえびやかになどの具材を練り上げていたが、新製法を導入することで、具材の入ったすり身のベースに、えびシュウマイでは食感の良いえび、かにシュウマイでは彩りの良いかに風味かまぼこを使用した餡をトッピングするという二層構造を採用することで、食感や風味に加え、見た目にも鮮やかな食卓を華やかに彩る一品に仕上げた。

具材のおいしさと見た目の美しさを両立させるポイントとなったのが二層構造。物性の異なる具材の二層構造実現にはかなり苦労したというが、「発想の転換から生まれた」(同社)という新製法によって課題をクリア。「見た目と品質、ダブルの改良ができた」(同社)という進化につなげた。

同社では「簡単に提供でき、食卓が豪華になり、見映えがよくなる、そういうコンセプトをしっかりパワーアップさせた。もう一度、マルちゃんのえびシュウマイ、かにシュウマイをお客さまに知っていだたく良いきっかけができた。(コロナ禍でなければ)日本全国で宣伝販売をしたいところ」と手応えを示す。

コロナ禍で内食機会が増加したことで、チルド食品への注目も高まっている。特に「冷凍、惣菜、手作りなどがしのぎを削るギョーザと比べると比較的競合が少ない」(同社)というチルドシュウマイは、チルドならではの鮮度感への評価や、「もう一品ニーズ」を刺激、2020年の市場規模は前年比約6%増と伸長した。

先行発売する西日本エリアを含め「流通の反応がいい」(同社)という同商品でチルドシュウマイのさらなる間口、奥行の拡大を図る考えで、「今期のチルド部門の重点商品と位置付け、過去最高売上げを目指す」(同社)と意気込む。